特定非営利活動法人NPO情報セキュリティフォーラム

  045-311-8777   お問合せ

教育現場における情報セキュリティ事故・対応事例集

被害・事故事例編 - データの削除・改変関係

教員の誤操作による生徒用フォルダへのデータ保存

高等学校での事例
【被害状況】
  • 教員が作成した教材用データが生徒用共有フォルダに保存されていた。
  • 生徒用共有フォルダに保存されていたデータは教材用データであったため、テスト問題が生徒に漏れることはなかったが、テスト問題が生徒に流出してもおかしくない状況にあった。
【学校のコンピュータ環境・利用状況・セキュリティ対策など】
  • 教員は、教員用ネットワークと生徒用ネットワークの共有フォルダにアクセスできるが、生徒は教員用ネットワークは利用できない。
【発見の経緯】
  • 発見方法:他の教員が生徒用共有フォルダに教材データが保存されているのを発見した。
  • 発生日時:平成15年
  • 発見日:
  • 事実確認:
【被害への対応】
教員への対応
  • 対応日:
  • 対応担当者:情報担当教員
  • 対応方法:
    ログの調査結果や保存されていた教材データの内容から、生徒用ネットワークにコピーした教員が判明したので、情報担当教員が適切な場所に保存するように注意を行った。
    原因は、教員用ネットワークにデータをコピーするところ、誤って生徒用ネットワークにコピーしてしまい、確認作業を怠ったために発生した。
システム的な対応
  • 対応日:
  • 対応担当者:情報担当教員
  • 対応方法:
    教員が利用するパソコンに教員用と生徒用の両方のネットワークがデフォルトで表示されるようになっていたために、誤ってデータをコピーするということが発生した。
    教員が教員用と生徒用の両方のネットワークを意識して利用するようにするために、教員用ネットワークはデフォルトで表示させ、生徒用ネットワークは教員が設定しない限り表示されないように変更した。
【今後の対策と効果】
  • ネットワークを利用する側の教員の意識も高まり、教員が作成したデータを誤って生徒用ネットワークに保存するということは発生していない。
目次に戻る
TOP